外用抗真菌剤について

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イミダゾール系抗真菌剤の出現1970年代半ばに、クロトリマゾール、ミコナゾールなどの「イミダゾール系」と呼ばれる外用抗真菌剤が出現しました。

 

外用抗真菌剤の真価これまでに挙げた新しい外用抗真菌剤が順次発売されて、足白癬全体の治療成績はよくなってきています。

 

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当時、真菌による病気として知られていたもののほとんどは皮膚に寄生するものでした。

 

内臓の真菌症が一般に知られるようになったのは1960年代からで、さらに医学上大きな問題になったのはごく最近のことです。

 

第二次大戦前には、カビによる病気は白癬菌によるものが圧倒的でした。

 

しらくも(頭部白癬)、水虫(足白癬)、たむし・ぜにたむし・いんきんたむし(体部白癬、陰股部白癬)が代表的なものでした。

 

ページのトップへ ▲また、この時期にはサリチル酸も使われていました。

 

同じく細菌に対する働きや特に高くはなかったのですが、低刺激で、白癬菌がいる皮膚の角層を溶かす作用がありました。

 

今日でも足白癬の大衆薬に配合されることがあります。

 

ページのトップへ ▲これらは、薬剤の価格が安いため、時々現在でも使用されています。

 

ページのトップへ ▲イミダゾール系抗真菌剤の出現1970年代半ばに、クロトリマゾール、ミコナゾールなどの「イミダゾール系」と呼ばれる外用抗真菌剤が出現しました。

 

イミダゾール系の薬は、これまでの薬より白癬菌にたいする抗菌価が優れているうえに、抗菌スペクトラムも白癬菌からカンジダ、癜風(でんぷう)菌までと広く、副作用が少ないものでした。

 

あっという間に外用抗真菌剤の主流になって以降、多数のイミダゾール系の真菌剤が出てくるきっかけになりました。

 

またこの時期にはエキサラミドやトルシクレート等白癬菌にのみ効く薬も使用されていましたが、イミダゾール系の薬剤が圧倒的なシェアを誇っていました。

 

使用感は、ややべとつく以外はほぼ満足できるものでした。

 

最近発売された新しい外用抗真菌剤に比べると安くて使いやすいため、現在でも広く使用されています。

 

ページのトップへ ▲1日1回塗ればいい薬の登場1986年に、ビフォナゾールが発売されました。

 

この薬は皮膚内での貯留性が高いことが最大の特徴で、1日1回の使用で従来の薬と同様の効き目があることが証明されています。

 

これ以降の外用抗真菌剤の多くは、1日1回のみの使用を目指すようになっています。

 

ページのトップへ ▲イミゾダール系白癬菌、カンジダ、癜風菌等に広いスペクトラムを示すもの・・・イミゾダール系薬剤、テルビナフィン、アモロルフィン、ラノコナゾール等これらの薬の抗菌価は、白癬菌やカンジダに対してこれまでのものと比べて非常に高い値を示しています。

 

その内容も、刺激感や接触皮膚炎等で重いものはなく、またほとんどの副作用は使用を中止することで容易に回復します。

 

ページのトップへ ▲ブテナフィン白癬菌にのみ特異的に高い抗菌活性を示すグループ・・・ブテナフィン白癬菌に対してはかなりの効き目がありますが、カンジダにはほとんど効き目がありません。

 

また、副作用の出方も低いものになっています。

 

先のグループとともに最近発売された外用抗真菌剤は、いずれも皮膚への貯留性に優れていて1日1回の使用で十分な効果が期待できます。

 

ページのトップへ ▲外用抗真菌剤の真価これまでに挙げた新しい外用抗真菌剤が順次発売されて、足白癬全体の治療成績はよくなってきています。

 

外用剤のみでは効果がない、というのが通説であった角化型の足白癬や爪白癬にも、ある程度の効果があることが確認されつつあります。

 

現時点ではまだこれらの新しい外用抗真菌剤では、治療に内服用の抗真菌剤の併用も必要な表在性真菌症がいくつかあります。

 

こうした外用抗真菌剤の治療成績がどこまで伸びるかは、今後の結果を見る必要があるでしょう。

 

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